小籠包は、中国の伝説の武術家 ショー・ロンパウ が、熱々のスープを口の中でを耐えることによって心身を鍛えるために編み出された食べ物だと言われている。
ショー・ ロンパウは、台湾出身とも香港出身とも言われているが、上海出身という説が有力である。
私は研究も兼ねて、世界中で この小籠包を食べてきたが、そろそろ、一つの記事にまとめたいと思い、筆を執った次第である。(キーボードだけど)
これは、上海の “南翔饅頭店” で食べた小籠包である。“南翔饅頭店” は小籠包の元祖とも言われ、これを模した店が現れて、世界中に広まっていったとされる。
ただし、wikipedia によると、
この説は南翔饅頭店の観光案内などに使用されるもので、歴史的資料に基づかない同店舗の宣伝の可能性がある。とあるので、このあたりは中国らしいといえるだろう。
こちらは台湾の雄、“鼎泰豊” の小籠包。
といっても、大阪のなんばで食べたものである。台湾には何度も行っているのになぜ大阪か、その理由は簡単、大阪で食べられるものを台湾で食べたくないからである。
現時点で “鼎泰豊” は日本に17店舗あり、わざわざ台湾まで行って食べるほどでもない。
・・・で、台湾で食べたのがこちら。
永康街にある “高記” 。
永康街といえば、グルメな街として台北でも有名で、ガイドブックに載っているような店ももちろんいいが、逆に地元の人でにぎわっているような店がけっこううまいのである。
この “高記” もガイドブックに載ってはいるが、“鼎泰豊” ほどの知名度はない。でも、味はおいしいので、私的にはおすすめの店である。
こちらは “點水樓” という店で食べた小籠包。
この店、台湾では高級店として知られているようで、子どもたちにフカヒレを食べさせたいと思い (日本では高いので)、入った店だったが、子どもたちはフカヒレよりも小籠包の方が気に入ったみたいだ。(ちなみにこの店、台湾の人気投票で1位になったこともあるそうだ)
それならばと思い、普通の小籠包以外にも蟹肉小籠包や翡翠 (へちまと海老) 小籠包など調子に乗って追加したのであった。
さて、中国から離れて、太平洋を横断、アメリカはニューヨークの小籠包。
“WAKIYA” は日本のメディアでも活躍されている脇屋友詞さんの店。日本人が作る中華料理をニューヨークでいただく。
ややこしい。写真はロブスターの小籠包。他に蟹肉や豚肉の小籠包もいただいた。
さて、最後に紹介するのは、最近オープンした橿原イオンモールのフードコートの中にある店。
京鼎樓小館“京鼎樓” は先に書いた “鼎泰豊” で修業したシェフが独立し、鼎泰豊と味がかぶらないようにスープをあっさり目にしたところ、今や鼎泰豊と並ぶ人気を博したという店である。
これが、奈良でもいただけるようになったとは、時代は変わったものである。
こうやっていろんな国で小籠包をいただくことで、それぞれの味の違いを感じ、学術的に研究をしていきたいのはやまやまであるが、どうしても、熱っ、旨っ で食べ終わってしまう私にはちょっと無理そうである。
今回は、小籠包が食べたくなった記事ということで、勘弁願いたいのである。
P.S 冒頭の ショー・ロンパウ については作者の空想なので信じないでください。
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